コロナ感染予防 マスク装着にエビデンスはあるか?自家製の意味はあるのか?
コロナの影響により「マスクの着用」がかなり意識化されたわけですが、
果たして本当にコロナ対策として有効な手段なのでしょうか?
また、市販マスクの品不足により「自家製のマスク」を着用して外出している方もいらっしゃいますが、
自家製のマスクで菌を防ぐことは出来ているのでしょうか?
今回は
- コロナ対策にマスクは有効なのか?
- 自家製のマスクで防ぐことは出来るのか?
の2つについて解説します!
インフルエンザなどの病気とは違い、コロナのワクチンはまだ開発段階ですので、予防が全てです!
十分に注意しましょう!
コロナ対策にマスクは有効な手段なのか?
ライデン大学医療センターらの2010年の研究で、「インフルエンザの対策や拡散防止にマスクは有効か?」ということを調べてくれました!
その結果
- 健康的な人を保護するだけでなく、保菌者の感染力減少により感染源の数を減少させる
- マスク着用により「意識が高まる」 よって、手洗いうがいなどの回数が増加・公共施設への出入り減少
- しかし慢心する人も一定数いる
ということが判明しました!
要するにマスクを装着することで
- 物理的に菌をブロックできる
- 意識が高まることにより感染しないように気を付けるようになる
- しかし慢心する人も一定数いる
ということでした!
マスクは自分と自分の周りにいる人の感染を防ぐことに貢献します。外出時は毎回着用することが望ましいでしょう!
実験の対象がインフルエンザだったため、本当にコロナに対して効果があるかについては専門家に任せますが、効果があると考えています。
自家製のマスクはコロナ対策に効果あるのか?
マスク不足により自家製のマスクを装着する方がいます。現に私の母は自分でマスクを作り毎日着用しています。
一見市販されているマスク同様の効果が自家製にもありそうですが、自家製でもしっかりとコロナウイルスを防いでいるのでしょうか?
この疑問に答えてくれるのがケンブリッジ大学出版局に2013年掲載されたアンナ・デイビス氏らの研究です!
研究内容は市販のマスク(サージカルマスク)の代用品として使用される自家製のマスクの有効性についてで、
細菌やウイルスのエアロゾルのブロック能力を評価しています!
対象の自家製マスクの材料は綿で被験者は21人でした。
研究の結果
- 市販も自家製も細菌やウイルスを大幅に減らした
という結果でした!
要するに綿で作った自家製マスクでも細菌などを防ぐ効果があったということです!
しかし自家製と市販を比較した場合、最大で約3倍効き目に差がありました!
ということで全体をまとめると、
自家製でも十分に飛沫感染を防ぐことは出来るが、市販のマスクの方が効果が高い
ということで、市販のマスクが無い時の代用として自家製で対応すればいいね!ということでした!
まとめ
私個人的に自家製のマスクではそこまでウイルスを防ぐことは出来ないんじゃないか?と考えていましたので、今回の結果に少し驚いています。
そして
こちらの動画が800万回以上再生されているため、自家製のマスクを着用している人は考えている以上にかなりのいると思います。
研究者は
自家製のマスクは感染した個人からの飛沫感染を防ぐための最後の手段としてのみ考慮されるべき
保護しないよりはまし
と述べています!
近くのコンビニに出かけるときなどにいちいちマスクを着けるのは面倒かもしれませんが、インフルエンザなどとは違いコロナには免疫がありませんし、治療薬もまだ開発段階です。
要するに患ってしまったら終わりということで、予防・対策がかなり重要になります!
予防・対策に関してはこちらをどうぞ!
今回紹介した研究はどちらもコロナではなく、インフルエンザが対象であったため完全に効果があるとは言えませんが、感染経路などは一緒ですので、コロナに対しても十分に効果があります!
ぜひ面倒と思わず外出時にはマスクを着用しましょう!
参考になったと思ったらぜひTwitterなどで拡散お願いします!
また、動画で確認したい方はこちらが参考になります!