ディズニーの人気の秘密を詳しく解説!実はこんな仕掛けがあった!
私個人のディズニーの思い出は「歯が抜けた」ことです。
小さい頃ある場所で足を踏み外し大きな石に顎をぶつけて乳歯を置いてきました笑。
このような痛い経験をした私でもディズニーランドもシーも嫌いじゃないし、多くの人は一番好きなテーマパークというでしょう!
現に2018年の来場者数はランドは1790万人以上、シーは1465万人以上来場してるらしく、世界でもトップクラスの来場者数を誇っています。
「日常から非日常へいざなってくれる」「アトラクションが楽しい」「隠れミッキーがいる!」などディズニーランド・シーには魅力が沢山ありますが、
もっと具体的に
- どのようなマーケティングが使われてるか?
- どのような心理学を活用しているか?
などを今回は解説していきます。
- シンデレラ城はドイツのノイシュバンシュタイン城がモチーフ!
- シンデレラ城やプロメテウス火山が51mなのは航空法!
- 時計が無いのは現実を思い出さないため!
- 園内には自販機がない!
と言った秘密は有名な話しですので割愛します!
そのようなお話ではなく、もっと深いところにある「人気の秘密」を紹介します!
「へぇ、そうなんだ!」と思えるようなあっと言う間に読み終わる記事を心がけて書きました。どうぞよろしく。
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ディズニーのコンセプト
ディズニーがディズニーランドを作った時のコンセプトは「子供も大人も楽しめる遊園地」であることは、ディズニーについてちょっと詳しい人なら知ってると思います。
遊園地と言ったら「子供が主役」になることが多いため、子供が多くなりがちですが、ディズニーでは80%以上が中学生以上です。
要するに大人も十分に遊べる内容ということです。実際いくつになってもディズニーは楽しいですよね~。
それでも主役は子供であるらしく、ロサンゼルスのディズニーランドには「迷子の子供(Lost Chird)」という言葉がありません。あるのは「迷い親(Lost Parent)」でこれが公用語らしいです。
「子供が主人公で行きたいところに自由に行かせることが基本。はぐれたのは親である」ということで大人でも楽しく遊ぶべますが、あくまでも主役は子供みたいです。
ディズニーは迷子になっても必ず再開できるような秘密がある!
また仮に迷子になってもディズニーには必ず会えるような秘密がありますので、はぐれてしまっても大丈夫!
実はディズニーランドやディズニーシーは出入り口が1つしかありません!ですのでもし迷い親が出ても、出入り口で待っていれば必ず再開できるようになっています!
もしお子様と一緒にディズニーに遊びに行くときは、事前に「迷子になったら出入り口にいること!」と約束をしておけば探す手間が省けるでしょう!
ディズニーにも「迷子センター」はありますが、子供が1人で迷子センターに行けるとは思えません。しかし出入口なら何とかわかると思いますのでぜひ使ってみてください!
ディズニーには子供や乳幼児のための施設が完備されている!
この他にも園内には子供や乳幼児のための施設がいくつかあります。
- おむつ交換・授乳用の部屋があり、専用のスタッフもいる
- 子供が飲めないもの(アルコール飲料)は売っていない
- 富士急のドドンパ・高飛車・ええじゃないか的な絶叫系が無く、音や光で楽しめるようになっている
- ハンディキャップを持つ人らは優先的にアトラクションを楽しむことが出来る
など意識しないと気付かないような秘密が隠されています。別に隠しているわけではないですが・・・。
非日常空間の演出に関する秘密
一般的に知られてるものだと
園内からは園外の日常空間が見えない
この秘密は有名だと思います。
実はこの逆もしかりで、園外からは園内が見えないようにもなっています。この秘密は知らない人も多いんじゃないでしょうか?まぁ気づいていれば知ってるかもしれないけどね・・・笑
「でも新しく高層建築物が建ったら見えるよね?」と思う人もいると思いますが、東京ディズニーランドがある浦安市の景観まちづくりに、
ディズニーテーマパークを中心に「夢を感じる景観まちづくりを目指しましょう」 というのが目標があります。これがある限りディズニーテーマパークの景観は損なわれないでしょう!
また東京のディズニーには「東京ディズニーリゾートライン」というモノレールが走っています。
こちらも「高架になってて園内を覗けるんじゃないか?」と思うかもしれませんが、覗けるような場所には高木が植樹されていて見えないような仕組みになっています。
この他にも周囲のホテルの最上階からも見えないように工夫されているため、園外から中をのぞくことは出来ません。
このように市も協力してディズニーは非日常空間を演出しています。なかなか手が凝ってますね~。
この他にも
- 600メートルのトンネル(地下通路があり商品の搬入や従業員用の通路がある。入園者からは見えない)
- 清潔な園内(24時間体制・ハイハイしても大丈夫が目標)
- 日本的風景の排除(おにぎり・ラーメン・焼きそばなどの定番メニューが無い。持ち込みもお断りしてる)
という具合に非日常を演出する秘密が地面の下や、営業時間外に行われています!
ディズニー商品のラインナップ
どんなに人気のある商品でもいつかは飽きが来ます。「マリオカートおもしれー!」と最初は思ってても、だんだん飽きてしまいます。
これはヘドニックアダプテーション(快楽適応)と言う心理が働くためです。要するに「幸せになれてしまう」ということです。
ヘドニックアダプテーションを防ぐには「変化を加える」必要があります!また、この心理は日常的に起こるため幸せを感じづらくなり、幸福度が低下します。
うつなどの精神疾患につながる場合があるため注意しましょう!
防ぐ方法はこちら
ディズニーではヘドニックアダプテーションを防ぐために
- アトラクションの追加
- ポップコーンの味の追加
- レストランのメニューの追加・変更
などの変化を加えています。実際、開園時から2005年までの23年間で22のアトラクションが追加されています。かなり変化していますね!
また数カ月単位で大きなイベントがあるのも飽きを防ぐポイントになっています!
顧客満足度を高めてる秘密
人気のあるアトラクションでは平気で2~3時間待ちます。あなたも経験したことがあるのではないでしょうか?
しかしラーメン屋で2時間待つことは出来ないと思います。ではなぜディズニーなら待てるのでしょうか?
はなっから「人気のあるアトラクションだから2時間待つのは普通」という前提があるかもしれません。
しかしずっと立ちっぱなしは疲れますし、「どのくらい待てばいいのか?」わからないのは「心理的に疲れる」ため普通なら待つことは出来ません。
にも関わらずディズニーでは長蛇の列に関する不満などが多く聞かれません。これはある心理を使ってストレスを軽減してるからです。
それはディズニーではどのアトラクションが長蛇の列になったとしても
「直線的な長い列ができない」
という秘密が隠されていたのです!
言われると「確かに!」となると思います。このような何度も折れ曲がるような行列がストレス緩和になってると言われています。
この他に顧客満足度を高める工夫として
- ワールドバザールは奥に向かって傾斜になってる(シンデレラ城がだんだん見えてくる、苦労から期待感の演出)
- 床の色を場所ごとに変えることで入園者の心理が変わる(らしい)
- 床の素材をテニスコートで使用されてるものにしていて、長時間歩いてても疲れないようになってる
といった工夫がされてるみたいです!
サービスの質の高さの秘密
滝川クリステルさんの言葉を借りると「お・も・て・な・し」ですね笑。
youtubeで「ディズニー カスト」と検索するとわかると思いますが、従業員のサービス精神がかなり高いと感じると思います。
カストだけでなくアトラクションの説明・接客をする従業員までが「非日常を演出」しています。ここまでサービスする従業員は他の遊園地には見られない光景だと思います。
「従業員満足度と顧客満足度には相関関係がある」ということを主張する者もいますが科学的には証明されていません。可能性は否定できないけどねってのが現状。
著者曰く
キャスト個人の能力の高さから来るのではなく、完成度の高いマニュアル・オペレーションの成果である
とのこと。
「スタッフ」ではなく「キャスト」と呼ばれてる時点で、他との差を認めざる負えない。それをしっかりと遂行できているのもマニュアルのおかげなのかもしれない、と思ったり。
またディズニーではお客様をなるべく平等に扱うようにしています。
ディズニーでは来園者をなるべく「平等に扱っている」
「人は平等が好き」であり平等に扱われることを求めています。スーパーのレジで隣のレジに並び直した後ろの人が先にレジを抜けるという経験をしたことがあると思います。
ここでは「要領のいい人が報われた」ということになりますが、良い思いはしません。ディズニーではこのようなことは起こりにくいようになっています。
例えば
- 早くからパレードの場所取りをするためにビニールシートが広げられててもディズニーでは認められません
無人のシートは撤去されるようになっているらしいからです。
ディズニーの価格帯に関する不満
誰もが一度は思ったことがあると思います。「ディズニーは値段が高い」ということ。
東京ディズニーリゾートと契約してるホテルもほとんどは高級ホテル並みに高く、庶民からしたら「高すぎて利用できない」と思わざる負えないようになっています。
遠くから来た人で1泊2日で遊ぼうものなら「本当にこれだけの価値があるのだろうか?」と考えてしまう人もいるとおもいます。特にお父さんが1人で思ってそう・・・
実際日本経済新聞の調査によると入園者の
- 82%は「飲食代が高い」
- 74.7%は「入場料が高い」
と感じていることが分かっています。この調査はディズニーシーの入園者を対象に行われているが、ディズニーランドでも同じような結果が出ています。
とは言ってもお客さんはあふれんばかり来場しているため、需要と供給のバランスは悪くないというのが現状。今後も安くなることはまずないでしょう。
また、価格が高いにも関わらず顧客満足度が高いのは
で紹介している内容が関係していると思います。
まとめ
何となく楽しく遊んでる人もそうでない人も、こんなことを考えながら楽しむのも良いんじゃないでしょうか?
「なんで高価格帯でも人は来るのか?」「サービスの高さはどこから来るのか?」「非日常的空間はどのように作られているのか?」
私は疑問に思ったことを考えることが好きなので、アトラクションに乗らなくても1日中遊べると思います笑。
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参考資料
なぜ東京ディズニーランドは人気があるのか。サービス・マーケティングからの分析 岩田隆一さんより
http://www2.ngu.ac.jp/~akimoto/zemi/ronbun2011/23.pdf