【精神病】に「7倍」かかりやすくなる間違った子育ての仕方
子供がゲームやテレビに夢中でいれば、育児はかなり楽になるので多くの家庭で採用されている方法だと思います。
私は小さい頃にゲームボーイを始め、それからゲームボーイアドバンス・PS2・DS・PSPなど家にこもってよく遊んでいました。
しかしパイシュ・マンダーンによる研究(1)によると、
「5歳で1日に2時間以上テレビゲームやスマホなどでゲームをすることは、外在化問題のリスク増加に臨床的に関連している」
ということが解りました。
そして子供のスクリーニング(ゲームやテレビ)時間の増加は
- 不健康な食事パターン
- 睡眠の質の悪さ
- 心血管疾患
- 肥満
と関連しています。
要するに家事と育児と仕事をこなすのは大変ですが、ゲームやアニメなどで子供を縛り付ける時間が長くなるほど、様々な病気に掛かる可能性が高くなるということです。
詳しく見ていきましょう!
間違った子育て「ゲームと病気の関係」
両親に、ゲームやモバイル機器を含め、子供の合計スクリーンタイムを報告してもらい、子供が5歳のときに子供の行動チェックリストを作るようにさせました。
期間は5歳になるまでのスクリーンタイムを報告してもらい、3、5年間に分けて調査をしました。
その結果
その結果、平均して3年間で1日当たり1.5時間、5年間で1日当たり1.4時間、何らかの機器を使用していたことが解りました。
そして本題である
- 多動症
- 注意欠陥
などの精神的健康
- 肥満
- 心血管疾患
などを起こす生活習慣にどのような影響を与えたかというと、
スクリーニング時間が1日30分未満の小児と比較して、毎日2時間以上見た13.7%が臨床的に重要な外在化問題を報告する可能性が5倍高く、臨床的に重要な不注意問題を報告する可能性が5.9倍高かったことが解りました。
そして、1日当たり2時間を超えるスクリーニング時間を有する子供は、注意欠陥・多動性障害の基準を満たす危険性が7.7倍高かったということが解りました。
まとめ
以上の結果を簡単に書くと、ゲームやスマホなどを使わせたりする時間が多くなればなるほど
- 注意欠陥
- 多動性障害
などの精神疾患、
そして
- 肥満
- 心血管疾患
などを起こす可能性が上がるということです。
どのくらいかというと、1日30分未満の子供と比べて、
- 1日2時間以上で5倍~約6倍
- 平均して1日2時間以上だと7.7倍
ということでした。
別にゲームに限った話だけでなくアニメやテレビなども同じような結果になる可能性があるので、あまりやらせないことが賢明な判断でしょう。
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