受験勉強を今より効率よくする「匂いの科学」記憶力が上がっちゃう!?

受験 記憶力

こんにちは、こんばんは、たかです。

 

そろそろ「受験」という言葉を意識せざるを得ないような季節になりましたが、

「受験勉強ははかどってますか?」

  • なかなか覚えられない
  • 勉強したところが忘れてる
  • 同じところでミスをする

という悩みを抱えてませんか?

 

今回紹介するのはそんな悩める受験生のために「科学的に正しい記憶力をアップさせる方法」を紹介します!

 

どんな方法か?と言うと「匂い」を使います!

 

この「匂い」をある時とある時に嗅ぐだけで「記憶力が上がっちゃう!」って言うことが解っています。

かなり簡単な方法なのでぜひ実践してくださいね!

どんな時に匂いを嗅げば記憶力がアップするのか?

紹介するのは東邦大学 薬学部に所属している竹元 裕明さんと言う方の研究(1)です。

 

どんな研究かって言うと、被験者にバラの香りがする部屋に連れていきます。そしてパソコンの画面に表示された15種類のカードの配置を記憶してもらって、その後に寝てもらいます。

 

寝てもらうんですが、ここで対象群を作ります。

  1. 片方は学習環境を同じにするために、同じバラの匂いを嗅ぎながら寝る
  2. もう片方は寝るときに勉強してる時のバラの香りがしない部屋で寝る

という感じで、寝てる間に勉強してた時と同じ匂いを嗅がせることで記憶力ってアップするの?ってことを調べました。

 

簡単に書くと、「勉強してる時と同じ香りを寝てる時も嗅いだら記憶力ってアップするんじゃね?」ってことを実験しています。

 

実際どうだったかって言うと、寝てる時と勉強してる時に同じ匂いを嗅ぐと

記憶力は顕著にアップします!

ということでした!なんと匂いを嗅ぐだけで記憶力が上がってしまうという結果でした。

注意点

この結果にはいくつか注意点があって

  1. 同じ香りじゃないと記憶力はアップしない
  2. どんな匂いを嗅いでるのか学習時に呈示しないと効果がない
  3. レム睡眠中だと効果は発揮されない
  4. 手続き記憶には効果は無い

3.レム睡眠ってのはいわゆる「浅い眠り」の事で夢とか見てる時はレム睡眠状態でもう1つのノンレム睡眠ってのは「深い眠り」の事で、こっちに効果があったよ!ってことです。

 

4.手続き記憶ってのはなんなのか?って言うと、体で覚える事についての事を指します。今回効果があったのは陳述記憶って方で頭で覚える記憶に効果があったよ!ってことです。

 

  • どんな匂いを嗅いでるか知ってないと効果が出ない
  • 深い眠りについてる時に勉強してる時と同じ香りを嗅ぐと、記憶力がアップする
  • 身体を動かして覚える手続き記憶じゃなくて、勉強とか頭で覚える陳述記憶に効果あり

ということですね。

なぜ記憶力がアップするのか?

これはちょっと難しい話になっちゃうかもしれませんが「脳」の働きに関係があります。

まず記憶には種類があってざっくり書くと

  • 超短期記憶(ワーキングメモリ)
  • 短期記憶
  • 長期記憶

の3種類があります。ワーキングメモリと短期記憶は「海馬」という部分が司っていて、長期記憶は大脳皮質という部分が関係しています。

 

何がどう違うのかって言うと、長期記憶ってのは脳に定着してる記憶の事で、覚えたいことを長期記憶として保存することで、なかなか忘れないようになります。

 

ワーキングメモリや短期記憶は「長期記憶になる前」ってイメージで、長期記憶として脳に定着させたい場合「自発的に思い出してアウトプットすること」や「少し時間をおいてから反芻(はんすう)する」などをして再び海馬を活発化させる必要があります。

 

長期記憶として残さないと、短期記憶もワーキングメモリも忘れてしまうので、覚えたいことは長期記憶として残す必要があります。

 

で、この「海馬の活発化」ってのが、実はバラの香りを嗅ぎながら寝てた人の脳の中で起こっていて、なんで海馬が活性化したかって言うと、学習時に嗅いでた匂いと同じだからです。

 

研究者曰く

この実験は「香りと学習環境の結びつけ」及び「睡眠中の香り刺激による学習環境の再現」の2つが揃うことで、初めて海馬を再活性化できることを示した。

ということを述べています。

 

つまりなにがどういうことか?って言うと、

例えば「バラの香りがするな~」と感じる部屋で「長期記憶」という言葉を覚えるとします。

そうすることでまず「バラの香り」と「長期記憶」という単語が結びつきます。

そして再度バラの匂いを嗅いだ時に、「そういえばバラの香りがするときに何か言葉を覚えようとしてたな?なんだっけ?」となり、バラの香りと結びついている「長期記憶」という言葉が思い出しやすくなる、ということです。

まとめ

今回の研究はバラの香りでやっていましたが、勉強中に嗅いでいた香りと一緒の香りを寝るときに嗅いでいれば何でもいいと思います。

 

注意点は

  1. 同じ香りじゃないと記憶力はアップしない
  2. どんな匂いを嗅いでるのか学習時に呈示しないと効果がない
  3. レム睡眠中だと効果は発揮されない
  4. 手続き記憶には効果は無い

ということです。これだけ守ればあなたの記憶力はアップして勉強もはかどって希望校に受かる可能性がグン!と高まります!

 

結構簡単な方法なので、実践してみてはいかがでしょうか?

 

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