東日本大震災により心理的トラウマを発症する人の特徴!回復方法は?
2011年3月11日東日本大震災がありました。当時の私は中学生でちょうど全校集会があり体育館に集まっていました。
突然揺れ始め天井にぶら下がってる照明が左右に揺れ、落ちてきそうな恐怖を感じたことを今でも覚えています。
私の住んでいる地域は震度3くらいでしたが体感ではもっと揺れていたように感じました。家に帰ってテレビを点けると津波警報が発令しており家の中にいるのにその映像に恐怖を感じました。
震度3の場所に住んでる私ですら恐怖を感じたのに、震源地に近い人らは計り知れないほどの恐怖や絶望や悲しみやらが、わけがわからなくなるほど感情が沸き上がり、パニックだったんじゃないかと思います。
これだけの問題が重なったら、正気を保つことが困難は人が出てくるのは当たり前です。ましてや
- 身内が亡くなる
- 家が崩壊する
- 思い出の地が無残な姿になる
などを経験した被災者は精神的にかなりしんどいと思います。
では今後に同じようなことが起こった場合、我々はどうしたらいいのか?その問題解決の参考になりそうな論文(1)があったので紹介します。
東日本大震災を糧にするにはどうしたらいいか?
東北大学の研究で、東日本大震災による心理的トラウマについて書かれた論文をまとめたいわゆるメタ分析で、
どのような被災を経験した人が、心理的トラウマの抱えやすかったのか?
ということを分析した論文です。
その結果
簡単にまとめると
- 地震と津波だけを経験した地域より放射線関連の影響を受けた人の方がPTSDを発症しやすい 10か月後で21.6%、22か月後で18.3%
- 休息不足・コミュニケーション不足などはPTSDのリスクが増加する
- 重度の外傷はPTSDと関連してなかった
ということが分かりました。
研究者ら曰く
放射線は津波や地震と違ってかなり長期的な影響を与えているのと、目には見えないというところから余計に不安を増幅させていることが原因ではないか
放射線への偏見などにより正確な情報がなかなか得られなかったことも精神的ストレスにつながったのではないか?
とのこと。
また、原子力発電所の従業員がPTSDのリスクと関連していたのですが、原因は周りからの罵詈雑言とのことでした。一概に何とも言えませんが、少し悲しくなりました・・・。
今後のについては
全体像を把握するためにはさらなる調査と研究が必要
とのことでした。
PTSDから回復する方法
基本的にPTSDは時間とともに回復します!
また、PTSDを抱える人の特徴として「幸せホルモン」と言われるセロトニンの分泌量が少ない傾向になります。
要するにセロトニンの分泌量を増やすことがPTSDの予防・対策になります!
セロトニンを簡単に分泌する方法は
- コミュニケーション
- ハグ
- 日光を浴びる
- 瞑想・森林浴
などがあります。
また、トラウマ(PTSD)を乗り越えた人は
- 創造性がアップ
- 対人関係が良くなる
- 精神的にタフになる
- 人生の幸福度が上がる
という恩恵があることが分かっています!いわゆる「逆境を乗り越えて強くなった!」ということです。
PTSDや精神的にストレスを抱えている人はやる気になれないと思いますが、自分の足で1歩踏み出さないと何も始まりません。
一生ストレスを抱えて生きていくことになります。最初は無理矢理でもいいので行動してみましょう!
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