【脂肪】の真実!身体に良い油と悪い油

脂肪

「肉汁たっぷりのハンバーグ」「ジューシーで香ばしい唐揚げ」「塩味が絶妙でやみつきになるフライドポテト」

脂肪」は好きですか?

 

おそらくほとんどの人は好きだと思います。私も好きです。

 

しかし「脂肪」をたくさん摂ってしまうと「肥満」や「糖尿病」になる可能性が高くなります。そんなことはわかっています。しかし我々は太っても、病気になっても「脂肪」は大好きで摂り続けようとします。

なぜ人は病気になってまでも「脂肪」を愛するのか・・・

なぜ人は脂肪を摂りたがるのかというと「脂肪を摂取することは純粋な喜び」になるからです。

 

脂肪分が含まれる食品を食べるとき「ドーパミン」を分泌します。これはドラッグやアルコール、セックスと同じで「快楽が得られる」からです。

 

要するに「脂肪を摂取することは気持ちがいい」のです。

結果だめだとわかっていても脂肪分が含まれる食品をたくさん食べてしまいます。症状としては「依存症」と同じですね。

 

このような現状が続いた結果、日本以外の国でも「糖尿病患者は増えている」ことが問題視されており、世界規模でどうにかしなくてはいけない!と動く羽目になっています。

 

だからと言って「脂肪の全部が全部悪い!」わけではありません。むしろ身体に良い脂肪もあるから積極的に摂取した方がいい!という脂肪さえもあります。

 

その代表格の1つが「オリーブオイル」です。「オリーブオイルは身体に良い!」と聞いたことはありませんか?

オリーブオイルのすごさ

なぜオリーブオイルが体にいいのか?というと、オリーブオイルには「イブプロフェン」に似た「オレオカンタール」という成分が含まれているからです。

 

オレオカンタールは主に「体の炎症を抑える」働きがあることがわかっています。具体的には

などを予防する抗酸化作用があります。

ほかにも2013年のドイツの食品化学研究所の研究によると
オリーブオイルのにおいを嗅ぐだけでダイエット効果がある!
と健康に良いということがわかっています。

 

なのでオリーブオイルは積極的に摂取することをお勧めします!

 

私は塩コショウをふったサラダにオリーブオイルをかけて摂取しています。最初はあまりおいしくないのかなと思いましたが、結構おいしいですよ!おすすめです!

 

また、人体では作れない必須脂肪酸(油)があります。それらは外から摂取する必要があります。

「外から摂取するしかない」身体に良い脂肪

ほとんどの脂肪は炭水化物から合成することが出来るのですが「リノレン酸(オメガ3脂肪酸)」と「リノール酸(オメガ6脂肪酸)」という脂肪は外から摂取する必要があります。オリーブオイルはオメガ9脂肪酸ですが、オメガ3脂肪酸もオメガ6脂肪酸も含まれているのでかなり健康に良いです!

 

そしてこの2つは「身体に良い脂肪」なので絶対に摂取する必要がある脂肪です!

具体的には

  • 肝臓の働き
  • 免疫力
  • 肌の状態
  • 循環器系

の状態を正常に機能させる重要な栄養素です。

 

オメガ3脂肪酸で一番有名なのは「クルミ」です。他と比べても段違いでオメガ3脂肪酸がたくさん含まれています。1日6~7個ほど食べるといいよ!と言われています。ぜひ続けてみましょう!

お勧め↓

オメガ6脂肪酸は「大豆油」や「コーン油」に含まれています。

 

・・・では「身体に悪い脂肪(油)」とはどんなものを言うのでしょうか?

身体に悪い脂肪~商品の原材料名にはなんと書かれている?~

これは「トランス脂肪酸」と言われる脂肪が身体に悪いことがわかっています。大悪党です。

トランス脂肪酸~腸内細菌の70%を殺す油~

何がどう悪いのかというと、ある研究ではファストフードで2日間(1日3食)食べただけで「腸内細菌が70%以上も死滅した」という研究結果があるくらい人体に悪影響があります。

 

ラットを対象にした研究でも「高脂肪食を与えたラットの腸内では脂肪を好む細菌が増殖して他の細菌は死んだ」という結果があります。

 

腸内細菌のバランスが崩れると人は満腹を感じづらくなります。

「ファストフードを食べると太るよ!」と言われるのはこれが原因で、「腸内細菌のバランスが崩れて、余計に食べてしまうことで摂取カロリーが増えて太る」ということです。

具体的な食品で例えると

なんかに多く含まれています。勿論この他にもたくさんあります。

含まれているんですが、原材料名に「トランス脂肪酸」と書いているわけではありません。原材料名には

  • 植物油脂
  • 植物性油脂
  • 植物性食用油

のように言葉を変えて書かれています。試しに近くにある「お菓子」や「○○の素」のような加工食品で確認してみてください。おそらくこれに似た言葉が原材料名に書かれているはずです。

 

動画でチェックしたい方はこちらが参考になります!

 

後は「酸化した油」も身体に悪いです。

酸化油~血液ドロドロ~

酸化油とは主に「高温調理」されると油は酸化します。つまり揚げ物やオーブンなんかで調理すると油は酸化します。

 

どんな悪いことがあるのかというと

などのリスクを高めることがわかっています。

 

油によって酸化する温度は違いますが「バター」は買ったときすでに10%は酸化していますし、120度以上で熱されると酸化していきます。とろ火が大体140度

まとめ

一般的には「脂肪=悪」という印象があるかと思いますが、ここ数年でその傾向がましになったような感じがします。

 

食料品の原材料名には今回取り上げた「植物性油脂」以外にも「ph調整剤」や「還元水あめ」など身体に悪影響を与える可能性が高いものがたくさん入っています。ぜひ気を付けて食品を選びましょう!

 

一番身体に良いのは自然のものです笑。

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参考文献