年齢を重ねると物忘れがひどくなるって本当なの?実は年齢関係ないんじゃね?という研究
ワーキングメモリというのをご存知でしょうか?
これは一時的に情報を脳に保持し、処理する能力のことで、記憶には短期記憶と長期記憶とあります。しかしこれは短期記憶より短い間に情報を記憶する能力で前頭前野が担っています。
まぁこれが何か?という話になるんですが、人は年齢を重ねるごとに、
- 人の名前がなかなか出てこない
- 同じことを何回も聞く
- 探し物が見つからない
など、いわゆる認知症と呼ばれるような「物忘れ」が起きると考えられています。
しかし今回の紹介する研究(1)によるとワーキングメモリの機能、つまり「前頭前野の機能は年齢を重ねるとともに減少するだけではない」ということが解っています。
物忘れは年齢に関係ない!?
ロシア国立研究大学高等経済学部(HSE大学)とヨーク大学の研究者が、異なる年齢層(成人)におけるワーキングメモリメカニズムに関する82の機能的神経画像のX線コンピュータ断層撮影(CT)と磁気共鳴画像(MRI)の研究の結果を分析しました。
簡単に言うと、脳の働きは、年齢によってどのように違うのかを調べました。
参加者は全部で2020人の成人で、若年(18~35歳)、中年(35~55歳)、高齢者(55~85歳)の3つのグループに分け、「nバックタスク」と呼ばれるゲームをプレイしてもらいました。
どんなゲームかというとDaiGoさんが出している「dual N back」と同じようなゲームです。
結果
全体的な結果は、若者>中年>高齢者の順でスコアが低くなっておりました。
「なんだ思った通りじゃん!」と思ったかもしれませんが、この結果には続きがあります。
確かに比較するとスコアは低くなってはいたが高齢者のグループは他より個人差が著しい結果になりました。
つまり、全体でみれば年齢を重ねるのと一緒にワーキングメモリの機能が低下するが、中には年齢にそぐわない人もおり、それが高齢者に多くみられたという事です。
また、歳を取るにつれてワーキングメモリを支える機能領域の再編成が活発化する兆候の可能性がありました。
まとめ
以上の事から、年齢とともにワーキングメモリが減少するとは一概には言えない(高齢者でも高スコアがいるため)という事でした。
脳を鍛えるor衰えさせない方法についての研究はたくさんあります!
また、Daigoさんが監修の「dual N back」などで脳を鍛えることは出来ます。
年齢とともに減少している原因は
- 運動する回数の減少
- 頭を使う回数が減少
などが原因と言われています。
他にも記憶力を上げる方法として
そして認知症を防ぐ方法として
他にちょっと面白いのは
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