アジアの中年女性が一番り患する糖尿病は、思っているより死亡リスクが高くなる・・・という研究

糖尿病 中年女性

こんにちは、こんばんは、たかです。

 

糖尿病は大きく分けて2種類あるってことを知っていますか?今回は一般的に知られている2型糖尿病についての研究を紹介します!

 

今まで紹介した2型糖尿病については、座っている時間の増加と比例して発症する危険性が高まる歯周病を予防することが糖尿病対策になる、などがあることが解っております。

 

今回は、糖尿病によってどのくらい全ての病気にかかる可能性が上がるか?についての研究(1)を紹介します。

 

個人的な見解では、世人は2型糖尿病を非常に軽く見ているのではないか?と思っています。治療法が他の疾患と比べて薬の量は少なく、手術をするわけでもなく、食事制限や、身体運動で十分に改善するからだと思います。

 

しかし、糖尿病を放置すると、様々な病気にかかる危険性がだいぶ高まるため、非常に危険な疾患です。

 

現在のアジア内で糖尿病を患っている人は約2億3000万人いるとされています。そして、アジアにおける肥満の罹患率の増加、および西洋化されたライフスタイルの急速な普及を考えると、その数字は2040年頃には3億5,500万人を超えると予想されています。

研究内容

バンダービルト主導の研究チームは、アジアコホートコンソーシアムに参加する複数の国と協力し22の前向きコホート研究をしました。対象者は2型糖尿病患者100万人以上で平均12.6年間追跡調査するという大大大規模の研究でした。

 

アジアと米国の各地からの研究者によって実施されたこの研究は、アジアの2型糖尿病患者の全原因死亡率および原因別死亡率に対する糖尿病の影響について調査しました。

研究結果

糖尿病は、すべての原因による死亡リスクの約2倍の増加と関連していました。死亡の相対リスクが最も高いのは糖尿病そのものによるもので、その後に腎臓病、冠状動脈性心臓病および虚血性脳卒中が続きました。

 

また糖尿病が原因で死亡するリスクが一番高かった人は、中年の女性で、糖尿病事態で死亡するリスクが一番高いのは、肥満体型の人ではなく、痩せている人の方が圧倒的に高いという結果でした。

研究者ら曰く

ヨーロッパの人々に比べて比較的低い肥満レベルでもインスリンがうまく働かず、その結果糖尿病を発症する危険性がより高い」と述べています。

 

医療サービスを十分に利用できない人もいるため、中年女性や低体重の人が多いわけは、それが一因である可能性がある」「また十分に治療を受けれないため早死にする可能性があるのかもしれない」とのことでした。

まとめ

研究結果では、糖尿病はすべての原因による死亡リスクの約2倍の増加と関連していたが、糖尿病だけでなくその他の要因による可能性もあるため、糖尿病だけでこんなにリスクが上がったわけではないという事でした。

 

しかし糖尿病になれば少なからずり患する可能性が増加するし、糖尿病事態が現代では病気と診断されるため、日ごろから気を付けていくことが健康につながるでしょう。