【接客業】は不健康になり死亡リスクが高まる!?
あなたはどのようなお仕事に就いていますか?もしくは就きたいと思っていますか?
科学を毎日勉強している私からアドバイスを送るなら
「接客業は不健康になり、死亡する可能性が高いからやめた方がいい!」
と送ります。
と言っても接客業に就くと必ず不健康になり、必ず死亡するわけではありません。ある特徴を持った接客業が不健康になり、死亡する可能性が高いのです。
勿論しっかりと対策をすれば回避できることです。
詳しく解説していきます!
不健康になり死亡リスクが高まる【接客業】の特徴とは!?
ペンシルベニア州立大学とバッファロー大学の研究チームは1,592人を対象に、日常的に一般の人々を相手に仕事をする人々の飲酒習慣について研究(1)しました。
その結果、飲酒と深く結びついていた接客業の特徴は
「ネガティブな感情を抑制し、笑顔などのポジティブな感情を求められる接客業」
ということでした。
要するに「お客さんの前では愛想よく振りまくことが要求される接客業」です。日本ならほとんどの接客業が当てはまりますね。
なぜこれが不健康や死亡と関連しているかというと、「お酒」と深く結びついているからです。
不健康になり死亡リスクが高まる原因は「お酒」だった!?
「酒は百薬の長」なんていいますが、科学的にはそんなことありません。お酒は不健康になり死亡する原因の1つです。
「お酒と不健康」に関する研究で代表的なものはワシントン大学の研究です。
1990年~2016年に行われた694件195か国のデータをまとめた結果
- 心疾患
- がん
- 肺結核
はもちろんのこと
- 事故死・自傷
までもが増加することがすでに証明されています。
多少のメリットはありますが、微々たるものです。
また、別の研究では赤ワインなら大丈夫!と言われていますが、赤ワインが良いのではなく、赤ワインに含まれている成分が良いということで結論付けることが出来ます。
以上のようにお酒は身体に良いことも多少ありますが、不健康になり死亡する可能性の方が圧倒的に高いです。
自分をコントロールすれば不健康に悩まされないで済む?
「では飲まないように自分をコントロールすればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし
- 否定的な感情を抑制し、お客に感情を偽る
- 仕事上のストレスを溜め込む
これらの状態で接客をするほど「意志力」を使うため、家に帰った後の自分をコントロールすることは至難の業になります。
しかも麻薬と一緒で、お酒は報酬回路を活性化しドーパミンを分泌させ「幸せ」を感じます。
要するに、人はお酒を飲むと純粋に「幸せ」を感じることが出来るのです。
これの助けもあり、不健康になるとわかりつつも人はお酒の誘惑に負けてしまいます。
接客業に勤めつつもお酒の誘惑に負けない方法
お酒がどのくらい不健康な飲み物で死亡するリスクがあるのかは分かったと思います。
少し前までは「意志力を鍛える」方法が主流でしたが、ここ数年では「誘惑に負けない環境作り」の方が効果が高いことが確認されています。
要するに
お酒なら
- お酒を買わない
- 飲み会に誘われても行かない
ダイエットなら
- お菓子を見えるところに置かない
- 買わない
- 野菜などは目の見えるところに置く
というように、自分を誘惑するものを排除することで誘惑に負けないようにします。
まとめ
上記した以外にも
- 個性が発揮できない職場
- 上からの指示でのみ動ける職場
- 仕事のやり方を指図される職場
といった特徴のある環境もストレスがたまり「お酒を飲みやすくなる」ため十分に気を付けましょう!
私も接客業に就いていた時はお酒をがばがばと飲んでしまっていました。1日1リットルほど・・・。
もし自分の周りの環境を整えても誘惑に負けるようでしたら、根本的な原因を解決するということも視野に入れておきましょう!
多くの人は「不健康になる」「死亡する」と言われても実感が湧かないかもしれません。
しかし不健康になってからでは遅いし、死亡してしまったらそのように考えることもできなくなってしまいます。
十分に気を付けましょう!
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