【喫煙と妊娠】妊娠中に禁煙しても効果はあるのか?
タバコが身体に良くないことは分かっているため、そりゃ妊娠しているときも吸っちゃダメなことくらい分かります。よね?
それでも妊娠中にタバコを吸ってしまう人や、吸い始めてしまう人はいます。なぜかというと妊娠は女性の人生の中で1、2位を争うほどストレスが多い時期だからです。
そのためストレスを軽減するためにタバコを吸い始めたり、禁煙できないままでいたりします。
とはいっても、妊娠中のタバコの喫煙による健康への悪影響は
- 低出生時体重
- 子宮内発育の遅れ
- 早産
- 乳児死亡率
- 長期の発達遅滞
などのリスクを高めてしまいます。しかしご存じの通りタバコにはニコチンという依存させる成分が含まれているので、やめるのは難しいです。
- 妊娠は女性の人生の中で1、2位を争うほどストレスが多い時期
- タバコのニコチンの影響でやめられない
おそらく一度吸ってしまったら途中でやめるのはかなり難しいと思います。
「途中でやめても遅いんじゃないの?」と、考える人もいますが、妊娠中の喫煙は止める時期が早いほど被害を最小に抑えることが出来ます!
せっかく授かった命ですから、出来るだけ健康に産んであげてください。
喫煙を早めに止めるほど、悪影響は最小限に抑えれる!
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の准教授であるハイラム・ベルトラン=サンチェス博士とダートマス保健政策・臨床診療研究所の研究(1)で、
2011年から2017年の6年間に出産した2500万人以上の妊娠中の女性25~29歳を対象に行われました。かなり大規模なので信ぴょう性は高いでしょう。
内容は妊娠前に喫煙・妊娠開始時・妊娠中に禁煙した妊婦の早産の確率は変わるのかどうか?です。
その結果
- 喫煙をやめる早さと早産の可能性の減少は比例している
- 妊娠前に喫煙した女性の約25%しか禁煙出来なかった
- 妊娠中に喫煙した女性も約50%しか禁煙出来なかった
- 1日1以上パックを吸っているヘビースモーカーでも、早期に禁煙すれば早産のリスクは減少する
ここで言う喫煙は1日に10本以上の事を言います。
要するに
喫煙をしていても妊娠初期など早めにやめることが出来るほど早産のリスクも減少
しかし時期にかかわらず喫煙してしまうとなかなかやめることが出来なくなる
という結果でした。
ヘビースモーカーでも禁煙すれば効果があるのはうれしい情報ですね。
妊娠中になるべく喫煙しないために
タバコのパッケージで禁煙を促しているにも関わらず、これだけの割合で妊娠者が吸ってしまうということは、かなりのストレスが掛かっているんだと思います。
タバコを吸わない対策としては、
- 本人がしっかりと周りに助けを求める
- 周りはしっかりとサポートする
などが大事になります。特に1つ目が大事だと私は考えます。
私を含め男性は妊娠がどのくらい辛いのかわかりません。なのでしっかりと出来ないことや助けてほしい時は自ら口に出してお願いしましょう。
お願いするときの工夫
あまり協力的でないときは頼み方を少し工夫しましょう!男性は「出来る出来ない」に敏感に反応します。「出来ない」と言えば自分の能力が低いことが露呈すると考えるからです。
なので「やってくれる?」と頼むより「できる(かしら)?」と頼みごとをすることで割とすんなり男性は動きます。どうぞ実践してみてください。
まとめ
赤ちゃんや母親になる女性の事を想うのであれば、禁煙は絶対条件です。もし喫煙しているのであれば、妊娠する前から禁煙する努力し、喫煙していないのであれば、喫煙しないようにしっかりとストレスを発散していきましょう!
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