1日何時間?イヤホン(ヘッドホン)で難聴になる人の特徴と対策!
周りの雑音を消すために「大音量」で音楽を聴いたり、移動中の退屈しのぎに「長時間」イヤホンを付けることは日常的にあると思います。
AirPods Proなどでは「アクティブノイズキャンセリング」という遮音性に優れた機能があるなど、臨場感を味わうのにうってつけのイヤホンだと思います。
しかし
- 大音量
- 長時間
のイヤホンの使用は「耳鳴り」の原因になり重症化すると「難聴や聴覚障害」になり、音楽や会話をまともに楽しめなくなってしまいます。
特に「カナル型」のイヤホンは耳に直接入れる形になるため「難聴」などのリスクが高くなると思われます。
ここ最近注目を集めているAirPods Proもこの火中にあります。実はあなたも不安を感じているのではないでしょうか?
「多少聞こえづらくなるくらいでしたらどうということない」かもしれませんが、
- 耳鳴りがする
- 補聴器を使わないとうまく聞き取れない
- 耳が聞こえなくなった
までひどくなってしまったら嫌ですよね?
ですが、
- 音楽を周りの音に邪魔されないで聞きたい
- 音楽を聴きながら集中して勉強したい(科学的には注意散漫になることが分かっているが)
と、イヤホンを使いたいと思うのは私も同じです。
そもそも本当に耳が悪くなるの?という可能性も完全には捨てきれません。
ということで「イヤホン(ヘッドホン)で音楽などを聴いていると本当に耳が悪くなるの?」ということを科学的に証明します!
エレブルー大学の17歳を対象「イヤホン(ヘッドホン)で難聴になるのか?」
スウェーデンのエレブルー大学の2017年研究(1)で、17歳の青年を対象に実験をしました。実験は2段階あり1段階目の参加者は280人、2段階目の参加者は50人でした。
1段階目では主観的なデータ、2段階目では客観的なデータを調べ
- 主観・客観で違いはあるか?
- 1日何時間使用していると難聴になるリスクが高くなるのか?
- 音量で難聴になるリスクは変化するのか?
を調べました!
その結果「主観・客観」による差異はあまり無く、
- 中学生辺りから毎日音楽を2時間聞いている人90%以上
- 移動中はもちろん、睡眠時や学校でも使用
- 全体の14%は難聴、7~8%は耳鳴りや若干聞こえづらいと自覚
といった感じでした。
要するに
主観的・客観的に優位な差は無く、全体の約22%は耳の障害を自覚している
ということですね~。
では「難聴」や「耳鳴り」などを自覚している人にどのような特徴があったのでしょうか?
イヤホン(ヘッドホン)で難聴や聴覚障害が起こる人の特徴!
簡単にまとめると、
- 長時間(3時間以上)聞いている人ほど難聴などの聴覚障害が起こる可能性が高い
- 音量でも多少は耳が悪くなるが、そこまで悪くならない
- 5年以上音楽を聴いている人は耳が悪くなったと主観的に感じていた
という結果でした!
要するに
「音量の大きい小さい」より「時間の長い短い」の方が影響されてる!
ということですね!
3つ目はあくまでも主観ですのでそこまで気にしなくていいでしょう。
難聴や耳鳴りが起こりにくいイヤホン(ヘッドフォン)
イヤホンやヘッドフォンの中には「ノイズキャンセリング」という機能があるものがあります。
この機能が付いているイヤホンやヘッドフォンは「周囲の音を軽減」する働きがあるため、雑音がうるさいところでも音量を上げることなく楽しむことが出来ます!
イヤホンやヘッドフォンでなく、スピーカーで代用が効くならそれに越したことはありませんが、イヤホンやヘッドフォンを使うなら「ノイズキャンセリング機能」が搭載されたものを使うようにしましょう!
また、耳を休める時間を設けるようにしましょう!
ノイズキャンセリング機能搭載のイヤホン
SONY WF-1000XM3 価格16,300円
※Amazon参照
16,300円と値は張るが、
- 完全ワイヤレス
- ハイレゾ級の高音質
- 最長8時間
- 10分充電で70分再生
などの機能も搭載されています!
カラーバリエーションも5つと種類が豊富にあり、自分の好みの色を選択できます!
Bose QuietControl 30 wireless headphones 価格22,880円
※Amazon参照
- ノイズキャンセリングレベルを自由に調整(12段階)
- ネックバンドにより紛失防止
- 2台同時音楽再生が可能(BOSEのイヤホン・ヘッドフォンが2台ある場合)
音質やノイズキャンセリング機能は一級品!
ただし、レビューを軽く見ると「耐久性に難あり」な感じですので、個人的にはあまりお勧めしません。
Bose QuietControl 30 wireless headphones
Apple AirPods Pro 価格30,580円
※Amazon参照
- 外部音取り込みモード(外部の音も聞きたいとき)
- シリコン製のイヤーチップ(3種類)
- 上質なサウンド
- Siri機能
- 1回の充電で【4.5時間】
- 充電ケースを使って複数回充電した場合【24時間再生可能】
言わずも知れたアップル製品!
しかしレビューを軽く見ると「音質は普通」とのこと。
音質にこだわる人は微妙かな?
中国製(おそらく)の安価なイヤホン 価格3,999円
※Amazon参照
中国製(おそらく)で商品名が不明ですが、
- 見た目がかっこいい
- 防水
- 連続4~5時間再生
- 片耳で使用可能
- 交互に充電しながら使用した場合【120時間程度使用可能】
他のノイズキャンセリング機能付きのイヤホンと比較すると「安価な割に高機能」であることが分かります。
レビューも評価が4.4と高いですが、激安価格ですので、気軽な感じで使用するのが良いでしょう!
ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドフォン
ソニー WH-1000XM3 価格36,867円
※Amazon参照
- 最高クラスのノイズキャンセリング性能
- クイックアテンションモード(外すことなく周囲の音を拾う機能)
- 再生・停止・音量の大小の操作可能
- 持ち運びに便利な「スイーベル」
- 音声アシスタント機能
- ワイヤレス
ノイズキャンセリング機能が本当に素晴らしい商品だが、音質にこだわる人はちょっと微妙かもしれない。
ヘッドフォンの難点である「かさばる」がスイーベルによりある程度解消できる点は素晴らしい。
BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700 価格39,700円
※Amazon参照
アレクサの機能を使う人は感覚的に少ないと感じているためちょっと微妙。
しかし通常密閉型だと自分の肉声が聞き取りづらくなるが、専用のマイクが搭載されているため、問題がないとのこと。
また、アプリを使うことで自分の音声も調節することが可能らしい。
Monoyoi(おそらく中国)の安価ヘッドフォン 価格4,380円
※Amazon参照
- 無線・有線の切り替え可能
- 高音質
- 最大【16時間】再生可能
なんといっても4,380円(2020/7/9)という安価!
上記2つのヘッドフォンと比較してノイズキャンセリング機能のレベルは低いが、それでもそれなりに機能するため
- 完全にシャットダウンしたくない人
- 多少は周りの音が聞こえても気にならない人
- 多少は周りの音を聞いていたい人
などは十分だと感じます。
なんせ4,380円と安価ですのでそこまで期待するのも可哀そうです笑。
イヤホン(ヘッドホン)の1日の目安は?
今回紹介した研究に基づくと
イヤホンで音楽を聴くのは1日2時間以内!(余裕をもって)
に抑えた方が良さそうですね!
具体的な音量に関して研究では「85デシベル以上は良くないかも!」ということでした!「騒音値の基準と目安」
だからと言ってイヤホンの使用を全くの「ゼロ」にする必要もありません!
音楽には
という効果が確認されているからです!
ただ、イヤホンの
- 長時間使用
- 耳に負担をかけるような使い方
は難聴を加速させます。
動画で確認されたい方はこちらをどうぞ!基準は大分緩く紹介されていますが、参考になります!
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