人生のパートナーの満足度が低いと死亡リスクが○○%も高くなる!!
あなたは自分の人生に満足しているでしょうか?あなたの配偶者は満足しているでしょうか?
ティルブルフ大学のOlga Stavrova博士は次のように述べています。
「配偶者の人生の満足度は、自身の人生の満足度よりも自身の死亡率に関連している」
つまり、配偶者の人生の満足度が高ければ自身の死亡するリスクが低くなり、満足度が低ければ自身の死亡する可能性が高くなるということになります。
研究(1)では、人生の満足度が高い配偶者を持っている人と、そうでない人の8年後を比べた結果、配偶者の人生の満足度が高いほど死亡する可能性が低いことが解っています。
なぜ人生の満足度が高いと死亡リスクが低くなるのでしょうか?
Olga Stavrova博士曰く、
「人生の満足感は、食事、運動、健康などの影響を与える可能性のある行動と深く関連している」
からだと言います。
つまり、配偶者が人生に満足していると、健康になるための行動を積極的に取るような行動をしやすくなり、その結果健康的な身体になるという事です。
ちょっと言い回しがややこしいですが、まぁ健康になるよ!ということです笑
パートナーの満足度は死亡リスクを下げる!?
米国の老齢50歳以上のカップル約4,400人を対象とした全国的に調査されたデータを用いて参加者とその配偶者のデータを収集し調査しました。対象となったカップルの99%は異性愛者でした。
その参加者と配偶者は最大で8年間
- 人生の満足度
- パートナーのサポート
- 身体活動の頻度
- 死亡率に関連すると思われるさまざまな要因
について報告してもらいました。
更に、
- 自己評価された健康状態
- 罹患(病気にかかること)率
- 性別
- 研究開始時の年齢
- 民族性
- 教育状態
- 世帯収入
- パートナーの死亡率
に関する情報などからも調査しました。
研究期間中の参加者の死亡については、疾病管理予防センターの全国死亡指数または配偶者の報告を用いて追跡調査しています。
これらを用いて人生の満足度と死亡リスクは関連しているのか?調査しました。
その結果
8年後の参加者の死亡率は16%で、死亡した人に多く見られた特徴はまだ生きている人と比べて、
- 年配者
- 男性
- 教育水準が低い
- 裕福でない
- 身体活動も少ない
- 健康状態が悪い
という傾向にありました。
そして人生の満足度との関連はというと、
- 配偶者との関係の満足度が低い
- 参加者の人生の満足度が低い
- 配偶者の人生の満足度が低い
と関連していました。
その他にも
- 死亡した参加者の配偶者も、まだ生きている配偶者に比べて8年の観察期間内に亡くなった割合が多い
- パートナーの人生満足度が高いほど参加者の死亡リスクが低い
- パートナーの人生満足度が低い参加者よりも死亡リスクの上がり幅は低い
- またパートナーのサポートを認知しているかいないかは参加者の死亡率の低下には関連していない
などが確認されました。
まとめ
今回の調査はアメリカ人のみが対象だったが、
「それ以外の人種にも当てはまる可能性が高い」
とStavrova博士は言います。
人生の満足度や、幸福度を上げる方法として