わずか16分睡眠を削るだけで、認知機能が低下しストレスが増加する!
こんにちは、こんばんは、たかです。
このブログでは散々睡眠は大事だという事を書いてきました。学校の始業時間を50分遅くし睡眠時間を確保することで10代の交通事故が減小、就学前の睡眠不足はADHDなどの発症を促す、などの影響があるためです。
今回の内容は、わずか16分睡眠時間が減ると認知機能が低下する!という内容です。
具体的に書くと、
- 記憶思考
- 理解
- 計算
- 学習
- 言語
- 判断
などの知的な能力が低下するということで、これは南フロリダ大学の研究(1)で解りました。
研究内容
南フロリダ大学のSoomi Lee博士は、IT関係の仕事を1年以上続けている130人の健康である従業員を調査しました。
参加者は通常よりも16分の少ない睡眠をすることで、通常より悪い質の睡眠してもらい、仕事にどのように影響を与えるのか?を調べました。
研究結果
彼らは通常の睡眠をしたときと比べて“16分少ない睡眠をした翌日に多くの認知問題を経験した”と報告しました。
特にワーク・ライフ・バランス(仕事と生活のバランス)に関する問題で多くのストレスを抱える結果になりました。それらの影響で通常より早寝早起きになりました。
一見「早寝早起き」と聞くといいように思えますが、人のクロノタイプは朝型・昼型・夜型などと十人十色です。夜型の人が早寝早起きすることで夜に生産性を発揮するのに早寝してしまっては意味がありません。
朝型の人ならいいかもしれませんが、通常よりストレスを抱えるくらいなら通常通りのままの方がいいのでは?と思います。
更に研究者らは明日が就業日の場合と休業日の場合と結果が変わるのか調査しました。すると、翌日が休業日だった場合同じような傾向な見られませんでした。
まとめ
睡眠の質が悪くなると認知能力が通常より低下するため仕事や家庭などにストレスを抱えるようになります。通常できていたことに苦労するため前頭前野は疲弊します。その結果飲酒などをし、ストレス発散しようとします。
身体は疲れているため早く就寝しますが、睡眠の質は良くないため起床時の疲れや、体重の増加、認知機能の低下、ストレスの増加などが起こります。
認知機能が低下することでまたワーク・ライフ・バランスが乱れストレスを抱え睡眠の質が悪くなります。睡眠の質が悪いため認知機能が・・・と悪循環に陥ります。
解決策としては翌日が休業日である日で、その日はストレスを抱えないに森林浴や、正しいストレス発散方法をしましょう。睡眠の質を良くすることは生きてく上で重要な事なのでしっかりと対策していきましょう!