心臓病に関する医療費を30%削減できる1日30分の簡単な方法を紹介!!

医療費

こんにちは、こんばんは、たかです。

 

あなたは週にどのくらい運動しているでしょうか?

 

ジョンズホプキンスメディカルの研究者らによると
“心血管疾患が確立している1900万人以上の米国女性を対象とした全国調査のデータを使用したところ、女性の半数以上が十分な身体活動を行っておらず、過去10年間で増加している”
と述べています。

 

アメリカ心臓協会(AHA)によると、心臓病は依然としてアメリカ人女性の第1位の死因であり、4,300万人がこの病気を発症しています。

 

JAMA Network Openの 2019年4月12日号に記載されているこの研究(1)は、AHAが推奨する身体活動ガイドラインを満たしている心血管疾患の女性の医療費の合計は、満たしていない人の医療費の約30%少ないと述べています。

 

AHAは、女性が心血管疾患を発症する可能性を減らすこと、および心臓発作または脳卒中後の回復を促進し維持することを強く推奨しています。

 

標準的な推奨は、1週間に150分の中程度から激しい身体活動で、1日に換算すると少なくとも30分の運動を、1週間に5日すればうまくいきます。

研究内容

研究者らは2006年から2015年にかけての米国保健管理研究庁および質の高い医療費パネル調査のデータを使用しました。これは全国の各世帯の自己申告によるアンケートのデータです。

 

今回の実験の対象者は非ヒスパニック系白人(77.5%)、アジア人(2.3%)、アフリカ系アメリカ人(12.2%)およびヒスパニック系(8人)を含む18~75歳の間の心血管疾患の女性約18,027人でした。

 

そして、2006年から2007年に収集された回答を、2014年から2015年に収集された回答と比較して、その傾向を評価しました。

 

今回の研究は

  • AHAが推奨する身体活動ガイドラインを満たしている人はどのくらいいるのか?
  • 満たしている人はそうでない人と比べて医療費が安くなるのか?

について研究しました。

研究結果

2006年での心血管疾患の女性は約58%が、AHAが推奨する身体活動ガイドラインを満たしていないと回答していて、2015年ではその数は61%に増加しました。

 

また年齢を見ると、40~64歳の女性が十分な身体活動を最も得られていない年齢層だと分かり、2006~2007年の53%が十分な運動を得られず、2014~2015年の60%がAHAが推奨する身体活動ガイドラインを満たしていないと報告しました。

 

また、アフリカ系アメリカ人とヒスパニック系の女性は十分な運動をしない可能性が高く、公的保険に加入していて高校教育の少ない低所得世帯の女性も推奨される身体活動目標を満たさない可能性が高いとしました。

 

医療費はどうか?

十分に運動している人としていない心血管疾患の女性の医療費を比べると

運動していない

  • 2006~2007年は12,724ドル、2014~2015年の14,820ドル

運動している

  • 2006~2007年には8,811ドル、2014~2015年の10,504ドル

でした。

 

差額を計算すると、2006~2007年では3,913ドルの差、2014~2015年は4,316ドルの差が生まれています。%で表すと約30%医療費が少なく済んでいることが解ります。

 

まとめ

2006年と2015年を比べて、

  • ガイドラインを満たしていない人は58%から61%に増加
  • 40~64歳が一番ガイドラインを満たしておらず、53%から60%に増加
  • アフリカ系アメリカ人とヒスパニック系の女性は十分な運動をしない可能性が高い
  • 公的保険に加入していて高校教育の少ない低所得世帯の女性もガイドラインを満たしていない可能性が高い

 

ガイドラインを満たしている人と満たしていない人の医療費を見ると、

  • 2006年で比較すると3,913ドルの差で満たしている人の方が安かった
  • 2014年で比較すると4,316ドルの差で満たしている人の方が安かった

日本円に換算すると、年間約45万円の差が生まれている(2019年5月26日現在109.30円1ドル)

 

定期的な身体活動の欠如は、心血管疾患、肥満、糖尿病のリスクが高いことが数多くの研究によって明らかにされています。

 

運動するだけで、これらの病気のリスクは改善され、身体は健康的になるため医療費も削減できるため、AHAのガイドラインにそって運動していきましょう!

 

その他にも1回でも運動すれば脳が活性化するよ!や、高強度トレーニングをやると良いよ!なんてこともわかっているので、ぜひ生活に取り入れてみましょう!