【人生の成功】が分かる!?「認知的閉鎖欲求テスト」とは!?
- 友人といつまでも笑っていられるだろうか
- 結婚生活を長続きできるだろうか
- お金に困らない生活が送れるだろうか
- 自分は仕事が出来るのだろうか
実は科学的に「あなたがどの程度それらを成し得ることが出来るか」をテストすることが出来ます。
それが
「認知的閉鎖欲求テスト」
です。
「認知的閉鎖欲求」とは「曖昧なことを嫌い、確固たるものを好む」傾向があるかどうかを表す1つの指標で、認知的閉鎖欲求が高いほど
「人生の成功」
と相関していることが分かっています!
- よく働く
- 仕事が早い
- 結婚年数が長い
- 友人が多い
- 収入が高い
このようなことが科学的にわかっています。
しかし認知的閉鎖欲求が高いほど「デメリット」があることもわかっています。
- 自分の認知的閉鎖欲求を調べる方法
- 外から見てわかる認知的閉鎖欲求の高い人の特徴
- 高い人のデメリット
- デメリットの解決方法
このような順番で解説していきます。
認知的閉鎖欲求の度合いを調べる方法
勿論一般の方も調べることは可能です。もし気になるのならやってみてはいかがでしょうか?
「認知的閉鎖欲求テスト」(英語表記ですが・・・)
一部抜粋すると
- 秩序と組織が最も重要だと思うか?
- 決まった手順で仕事をするほうが人生を楽しめるか?
- 予想がつかないような友達が欲しいか?
- 自分とは全く違う意見を持っている人と交流したいか?
- 自分と相反する意見を参考にしますか?
といった質問が42個あるテストです。
そして得点が高い人ほど「認知的閉鎖欲求が高い」ということで、
- よく働く
- 仕事が早い
- 結婚年数が長い
- 友人が多い
- 収入が高い
という傾向にあります。
観察すればわかる認知的閉鎖欲求が高い人の特徴
おそらく先ほど紹介した「認知的閉鎖欲求テスト」を多くの人はやっていないと思います。英語表記ですしね。
ですので、認知的閉鎖的欲求が高い人がどんな人なのか不明瞭な部分が多いと思います。
簡単に書くと
「人の上に立つ指導者」
のような人です。
- 会社なら役職についている人
- 学生ならリーダーシップのある人・学級委員長など
- 学校の先生なら教頭や校長
全員がそうとは言えませんが、認知的閉鎖欲求が高い人はこのように役職に就く可能性が高いです。
具体的な特徴を書くと
- 優柔不断や頼りない友人を作らない(曖昧さを嫌うため)
- 決断力が高い(仕事が早いため)
- パソコン周りが綺麗で部屋も綺麗(秩序や組織を重要視するため)
- 直感で判断するタイプ
- 精神的に追い詰められる場面でも目の前の問題に注力できる
このような特徴を持っている人が認知的閉鎖欲求が高いと判断できます。
また男性ホルモン(テストステロン)が多い人の特徴と一致する部分が多いこともわかっています。このような特徴を持っている人は全体の約20%と言われています。
認知的閉鎖欲求のデメリット
このようにメリットがたくさんありますが、認知的閉鎖的欲求が高すぎるとそれはそれでデメリットがあります。
どのようなデメリットがあるのかというと、
- 他人の意見を聞こうとしない
- 十分に議論しないまま結論を急ごうとする
- 我慢が出来ず衝動的
- 協調より対立を好む
- 頭が固い
更に2003年の研究によると
認知的閉鎖欲求があると、判断プロセスに偏見が入り込む
ということが分かっています。
要するに認知的閉鎖欲求が強すぎると
- 主観で物事を判断する
- 自分と主義主張の違う人を避ける
- 一方からしか物事を考え判断し決断する
というデメリットがあります。要するに自己中心的になるということです。
なぜ1人勝手に暴走したような行動を取ってしまうかというと「自己満足」が関係しています。
認知的閉鎖欲求が高い人は「自分は生産性の高い人間で仕事のできる人」ということを証明して安心を得ようとします。自分が有能で自分で決断したことが正しいかを証明するために行動を取るようになります。
その結果、成果の得られる簡単で時間のかからない仕事ばかりをするようになります。
自己満足し「新しいスキルを習得するのは時間のかかる」と言い、旧スキルを使えば簡単に片づけられる仕事ばかりをするようになってしまいます。
あなたの周りにもそのような人はいるのではないでしょうか?もしくはあなたがそうなってはいませんか?
認知的閉鎖欲求のデメリットを解決する方法
要するにデメリットは「物事を一方からしか見れない」ということで、「様々な視点から物事を考えられる視点」を手に入れることが出来れば万事解決します。
では「様々な視点から物事を考えられる視点」を手に入れるにはどうしたらいいのか?というと
「瞑想」
です。
正確には「ヴィパッサナー瞑想」という瞑想です。自分の周囲で起こっていることをただただ観察するという瞑想方法で、最初は5分くらいから始めてみましょう!
ポイントは「感情を表現しない」です。
例えば風が吹いている音を聞いて「今日も外は寒いかな~」と考えてはいけないということです。
風が吹いていたら「風が吹いている」猫が鳴いていたら「猫が鳴いている」という感じです。
このように自分の周りの出来事を口に出して実況するような感覚で瞑想することで
「バイアスのかかっていない思考が手に入ります」
その他にも
- メタ認知
- 判断力
が高まることが分かっています。
メタ認知とは「自分のことを客観視する」ということで、上記を例にすると、
- 今自分のしている仕事は自分だけが出来る仕事だろうか?
- ただ単に自分が仕事が出来るアピールをするためにこなしていないだろうか?
と客観視できるようになります。客観視する結果本当に自分がやらなくてはいけないことに気づくことが出来るようになり、生産的に行動することができます。
その結果自己満足に留まることがなくなり、協調する大切さに気付き自分ではなく会社全体をよくするために働くようになります。
まとめ
認知的閉鎖欲求が高いほど人生の成功と相関していますが、高すぎるとデメリットが生じてくるので、そうならないためにヴィパッサナー瞑想を心がけましょう!
また、関連して収入が高い人ほど「共感能力が低い」という研究結果があります。
要するに、認知的閉鎖欲求が高くなくても収入が高い場合は、共感能力を鍛えるために何か行動する必要があります。
おすすめは「文学小説を読む」ことです。
登場人物の心情や感情を文字通り読み取るように読むことで「共感能力が高まる」ということがカナダのヨーク大学の研究で分かっています。
- 様々な視点から物事を考えるために「ヴィパッサナー瞑想」
- 共感能力を高めるために「文学小説を読む」
ぜひ試してみてください!
参考になったと思ったらぜひTwitterなどで拡散お願いします!
参考文献
https://pdfs.semanticscholar.org/3078/6cdaf5d3c3c8651b5d932de21101e10b5ad3.pdf