「辛い!」「舌が痛い!」を最速で解決する科学的方法
「辛いもの」を食べた時あなたはどうやって対処しましか?
世間でよく言われているのは
- 牛乳
- 氷
- 炭酸水
- アイスクリーム
- 砂糖
とありますが、この中にはもちろん「間違っている方法」があります。
その間違っている方法をとってしまうと痛みを抑えるどころか強くしてしまい、余計に辛い思いをする結果になります。
大人が悪ふざけでやるならいいのかもしれませんが、娘・息子が辛さで苦しんでいるときに間違った対処法をしたと思ったらぞっとしませんか?
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そもそも唐辛子などの辛いものを食べる必要はあるのか?
「じゃあ食べなければいいじゃん!」という話に発展しそうですが、アメリカ全国健康栄養調査によると「唐辛子を食べると死亡リスクが減少する!」ということがわかっています。
逆を言えば「唐辛子を食べないでいると早死にするよ!」ということであり、唐辛子を食べない人は死亡リスクが13%も増加することがわかっています。
つまり食べたほうが健康で長生きできるということなんですが、私もそうですが「辛味が苦手な人はどうしたらいいの?」となります。
ということで、今回は科学的に正しい「辛さを抑える方法」を紹介します。
辛味を最速で抑える方法
基本的に辛味は時間とともに去っていくので、対処しなくても「自然に治る」ということがわかっています。時間として約5分くらいです。
「その5分が待ちきれない!」という方へ、1番いい方法があります。
それは「成分無調整牛乳」です!
なぜ牛乳を飲むことで辛味を抑えられるのかというと「脂質」が味蕾をコーティングするからです。味蕾をコーティングすることでカプサイシンの刺激から守り、辛味を感じづらくしてくれます。
要するに「辛くてつらい!」と感じたらとにかく牛乳を飲もう!ということです。低脂肪乳などは効果が薄れる可能性があるので注意しましょう!
自然に治る理由を科学的な見解で答えると「エンドルフィンを分泌するから」というのが答えになります。
「エンドルフィン」は脳内ホルモンで「鎮静効果」があります。そして辛味の原因である「カプサイシン」を摂取することでエンドルフィンは分泌されます。
詳しく書くと、最初はカプサイシンの効果により「辛い!痛い!」と感じます。そしてその後を追うように「エンドルフィン」が分泌され「辛い!」という炎症を抑えます。
- カプサイシンで口の中を焼けるような感覚にし、体が刺激されることで「エンドルフィン」が分泌されて鎮静する
という仕組みです。つまりカプサイシンは痛みを引き起こすとともに鎮静する働きがあるということです。ちょっとおかしなかんじですが・・・笑。
結果辛さが自然となくなり2口目、3口目は「エンドルフィン」の働きにより1口目より平気な顔で食べることが出来ます。
マッサージも同じ要領だった!?
マッサージなんかも同じような要領で、背中や肩や腰を揉んだり押す(刺激する)ことで「エンドルフィン」が分泌させます。
マッサージをした前後で「体が軽くなった感じ」や「痛みが和らいだ感じ」がするのはエンドルフィンを分泌したからです。
医学界でもカプサイシンは多く使われていて、関節痛の薬、筋肉痛なんかの薬にカプサイシンが入っています。
心理的影響も関係している!?
辛いもの好きの人に、唐辛子と同量のカプサイシンを溶いた液体を飲んでもらうと「悶えて苦しむ」ということがわかっています。
どういうことかというと、同じ辛さでも
- 実験的に行われたものなのか?
- 楽しい食事に含まれているものなのか?
という心理的な違いによって辛味を感じる受容体が鈍感にも敏感にもなる!ということです。
「楽しい食事をしている中で食べる辛味はおいしく食べることが出来るけど、実験室で何の喜びもなく辛味を食べると苦痛でしかない」ということです。
まとめ
私は辛い物が結構苦手で、カレーは甘口と中辛を混合したものが好みの辛さだし、市販されている麻婆豆腐は一番辛くないものでないとヒーヒー言いながら食べるくらいです・・・笑。
幸い「牛の子か!」と親から言われるほど牛乳好きなので助かっていましたが、ここ最近では少しずつ辛い物を食べれるようになっているらしく、以前は辛くてあまりおいしく感じれなかった食べ物もおいしく感じれるようになっています。
今思えば心理的影響で食べる前から批判的な気持ちでいたのが要因だと思います。
風味や味をじっくりと味わうことは重要ですが、辛味に関しては鈍感に対処する必要がありそうですね!
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参考文献