調理法を変えるだけで【糖尿病】にならない!?魚も安心できないぞ!
糖尿病を防ぐ一番の方法を知ってますか?
筋トレや運動も糖尿病の予防に効果がありますが、一番大事なのは
「食事」
です!
加工肉や脂肪分の多い食事、糖質や塩分の過剰摂取などを控え、野菜や果物を多く摂ることで十分に防ぐことができます。また食べ方を工夫するだけでも効果があることが分かっています。
糖尿病改善のために、食事制限をする人は多いですが、動物性たんぱく質や魚から摂取できる栄養素も必要な栄養素ですので食べなければいけません。
ここで調理法が大事になるのですが、あなたはいつもどのような調理法を多く用いていますか?
- 茹でる
- 煮る
- 焼く
- 揚げる
- 炒める
- 蒸す
- 和える
- 焙煎
- 燻製
と調理の仕方はいっぱいあるわけですが、実はお肉や魚の食べた量に関係なく
調理方法や焼き具合が違うだけで糖尿病になる可能性がだいぶ高くなるんじゃね?
という研究があったので紹介します!
要するに逆を考えれば、調理法を工夫するだけで「糖尿病は予防・改善できる」かもしれないという大発見なのです!ぜひご覧ください!
調理方法を変えるだけで糖尿病にならない!?
ハーバード大学の研究で3つのコホート研究をまとめた研究(1) で138,240人が対象になっています。人数も多いし研究をまとめた研究なので質の高い研究です!
データはアンケート方式で
- 調理方法(焼く、ゆでるなど)
- 調理頻度(月に何回か)
- 調理温度
を分析しました。
その結果
まず期間中に糖尿病になったのは7895件ありました。
そしてどのような関連性があったかというと、
- 赤身肉や鶏肉を焼く、揚げるなどの高温料理の頻度が多いほど糖尿病リスクが増加
- 高温料理の頻度が多いほど肥満や体重増加のリスクが増加
- HCAの摂取量の増加は糖尿病リスクの増加
- 消費量とベースラインBMIの関連は無し
HCAとは複素環芳香族アミンのことで肉を焦げるまで焼くと増加する化学物質。発がん性物質があるため、がんにもなりやすいです。
また別の研究では
- 赤身肉やソーセージやベーコンなどの加工肉の消費量が増加すると糖尿病のリスクが増加
- 魚と鶏肉は関連性が低い
- しかし魚でも揚げると糖尿病のリスクが増加
要するに
- 加工肉は調理方法に関係なく糖尿病になる
- 赤身肉は加工肉に続いて糖尿病になる
危険性があるということです!
魚や鶏肉はそれ自体が糖尿病になる危険性は低いけど、
- 焼いたり揚げたりする高温調理をしてしまうと、糖尿病になる危険が増加する
ということでした!
なぜ焼き方が違うだけで糖尿病になるリスクが違うのかというと、HCAやAGEsなどが原因だと考えられます。
これらは高温調理をして焼き目がつくことで生成され、発がん物質やインスリン感受性に影響を与える可能性があります。
ですので揚げる・焼くなどの高温調理をすると糖尿病になる危険度が増加するのです!
実際今回の研究でHCAの増加が糖尿病のリスク増加と関連していることが解るためほぼ間違いないと思います!
昔から「焦げてるところを食べると癌になる」と言われていますが、本当に発がん物質があるということでしたね。正直信じてなかったけど噂は本当でした。
まとめ
高温調理はHCAやAGEsの増加を促進するためなるべく避けるようにしましょう!
HCAやAGEsを増やさない調理法として茹でる、蒸す、あとは低温調理がいいと言われています!
また、野菜などの生で食べれるものはなるべくそのまま食べる方が水溶性の栄養素を効率よく摂取することが出来ます!
私は低温調理器をすでに持っており日用していますが、かなり簡単にできるので楽です。
焼くとメイラード反応でおいしそうに見えるので、どうしても焼きたい方は
「低温調理で中まで火を通したら、さっと焼く」
という調理法に変えれば細菌の心配もありませんし、HCAやAGEsの影響は少なく抑えられるのでいいのではないでしょうか?
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