仕事の効率を上げるための心理学~仕事の41%は無駄な仕事~
こんにちは、こんばんは、たかです。
今年も今日入れて2日となりましたね。ほとんどの人は仕事納めをして実家に帰ったり、こたつに入ってゴロゴロしてるんじゃないでしょうか?
まぁホテルの従業員とか飲食店の店員などのサービス業に勤めてる人は、今が書き入れ時だから「仕事納めなんてしらねーよ!」っていう人もいると思いますが・・・笑。
そんな皆さんに質問です!
「来年はどんな年にしたいですか?」
・・・主に仕事の事に関して考えてほしいんですが、
「時間足りてます?」ってことです。
- 今日は取引相手に電話しないといけなかったのに忙しくて出来なかった
- サンプルを今日中に用意しないと後々辛い思いをするのに出来なかった
- 最近残業続きで家族の相手をしてやれなかった
- 趣味に時間を使いたいけど仕事が忙しい
- 一日の働く時間をもっと短くして別の事をしたい
悩みは違えど原因は全部一緒だと思います。「時間が足りない」と。
ということで、来年こそは時間に追われないで定時に帰れるようになるために、「どんなことに注意して仕事を進めていけばいいのか?」ってことを紹介します。
時間ってのは有限でいくらお金を払っても買い戻すことは出来ません。
「仕事ばっかりだったあのころに時間があれば妻を冷たくあしらわなかったら今も隣にいるだろうか・・・」
「時間があれば友人との飲み会をキャンセルせずに済んだんだろうか・・・」
そんな後悔は誰だってしたくないと思います。来年からはそんな悩みとおさらばしましょう!
就業時間の41%は無駄な仕事をしてる!?
これは2013年にハーバード・ビジネス・レビュー誌に掲載されたジュリアン・バーキンショー教授と、ジョーダン・コーエン教授の2人で行われた研究で明らかになりました。
この研究によると知識労働者は働いている時間の41%を
- 自分でやらなくてもいい事
- やったところで特に成果は少ないもの
- 達成感などが少なくあまり満足感が感じられないもの
に貴重な時間を費やしてるということです。
つまり1日に10時間働いてる場合そのうちの4時間は「さぼってるのと変わらない」ということです。
ではなぜ「時間がない、時間がない」といつも感じてるにも関わらず、無駄な仕事・やらなくてもいい仕事をしているのでしょうか?
研究者曰く
忙しくしていれば偉くなった気になれる
とのことで、別に自分がやらなくてもいい何らかのタスクでも、取り組むことで忙しさを演出し自己満足してるということになります。
日本は「忙しいことが良いことだ」みたいな風潮があるので、きっとそう考えてる人は多いんじゃないかと思います。どうですか?
無駄な仕事を減らす3つの方法
1つ目:断念
- この仕事をやらなかった場合どんなことが起こるのか?
- 収益は下がるだろうか?
- 会社にとって意味のある仕事か?
などと考えて「そんなに支障なくね?」って思ったり「ん~どうだろう・・・」と疑問に思ったことは一度やめてみる?って方法です。
仮に、「やめてもほとんど支障が無くて収益も下がんない」なら本当にやんなくてもいい事だったってことだし、「やめたことで会社の収益がガクン!と下がった」ならやるべきことだったってことで、またやり始めれば何ら解決します。
まず自分がやってる仕事に「やるべきことなのか?」と疑問を持つことがスタートです!
2つ目:委託
- この仕事なら部下でも出来るな・成長のためにやらせるべきだな
- 外部に任せても大丈夫だな
とやるべき仕事であってもその仕事は誰でも出来るような仕事なら、だれかに任せてしまいましょう!っていう方法です。
問題点と言いますが、注意点は外部に委託することで「支払いが余計に発生する」ということです。
「支払うなので支払う金額」と、「浮いた時間の使い道」で天秤にかけて外部に委託すると損失が出るのであればそこらへんは変更しましょう!
とりあえずは誰でも出来るような仕事は積極的に部下やバイトの子に任せて、自分にしか出来ないことや限られた人しか出来ない仕事を優先的にこなしていきましょう!
3つ目:再設計
1と2をやって残った仕事があなたがやるべき仕事なんですが、それについて
- 今より効率よく進めるにはどうしたらいいか?
- もっと別の方法があるんじゃないか?
- 仮に時間が今の半分しかないとしてどう終わらせたらいいだろうか?
と模索しましょう!
幸い1と2を実践したあなたには時間があります。
注意点は「頭の中だけで考えない」ということです。まずは行動してみて問題点や改善点があれば逐一直して完ぺきに近づけていきましょう!最初から完璧なんて無理な話なのでまずは行動しましょう!
まとめ
今回紹介した3つのことをやってる人は
- 生産性
- 幸福度
- 気力
が高いということが別の研究(2)で分かっています。
つまり「やらない手はない!」ということです笑。
仕事納めた人は来年この3つの事を実践して「生産性・幸福度・気力」を高めていきましょう!
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参考文献
J Birkinshaw, J Cohen(2013)Make time for the work that matters